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第5回 セルフイメージとプレーイメージの違い−1

A・今回のテーマは「セルフイメージとプレーイメージの違い」です。この抽象的な言葉にはどんな印象を持っているのかな?

B・調べるとセルフイメージは「自分が自分に抱いているイメージ」だって。プレーイメージは我々の造語だね。

A・なるほど。試合でよくセルフジャッジという言葉が使われるけど、ネガティブな印象があるんだよね。自分で勝手に判断を決めるな、みたいな。これはレフリーに対して使われる言葉だけど、どうしてネガティブに感じるんだろう?

B・私はセルフジャッジにネガティブな印象があるって知らなかったわ!その印象は指導者が持っているの?選手が持っているの?

A・どちらも持っているね。選手がセルフジャッジをする時はプレーが止まってしまうケースが多くある。ファールだ、ボールが出た、オフサイドだ、とかね。なので選手がセルフジャッジするとプレーにストレスが溜まってしまうんだよね。決めるのはレフリーなんだけど、反則などの解釈や微妙なプレーがあった時に意見が食い違うとか。指導者がセルフジャッジをするときは試合よりトレーニングで多いかな。特に先入観があると「これはあってる」「これは違う」とかの評価を感覚で見極めてしまうかな。

B・じゃあ選手は基準が同じ感じならある程度セルフジャッジでもストレスが溜まらずプレーが止まらず出来るってことか。南米や欧州のストリートサッカーと言われてるものに審判なんかいなくても楽しくプレーできるってそういう事?

A・そうかもしれないね。セルフジャッジする基準がある程度選手たちで似ているからかな?

B・そうだろうね。それか予め明白にルール決めされてて、それを皆んなが認知できてるか。とかもあるのかね?

A・おー!ルールね。ジャッジとルールは繋がりがあるけどセルフは何と繋がるのかな?

B・何と繋がるの?ジャッジとルールが?

A・ジャッジ=判断、なので判断する基準がルールになる。これはサッカーにも当てはまりそうだな。と、するとセルフからジャッジを抜くと自分の価値観になるね。それはマナーと繋がるかも。

B・それこそセルフだね。

A・時代や国、または家庭によってマナーは違うからね。セルフを形成する要因がマナーだと仮定すると、何故セルフジャッジがネガティブに感じてしまうのかは理解できる。

B・コミュニケーションも取れなくなってきてるから尚更ネガティブな印象があるのかもね。その起きたトラブルを話し合いでは決められないとか、それを考えて話し合うのが面倒くさいとかになってくるんかね。日本はとくに甲乙付けたい人種みたいだからあやふやで続行はできないんかね。

A・府落ちより納得したいのかもしれないね。これは難しい問題だな。次回は選手のセルフについて考えてみよう。

B・イメージの方でも掘りたいね。



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