2分 check point
・ポジションを取った日本の3−3−3−1の攻撃システム
サイドバックを1列高く上げてボランチの1枚を最終ラインに落としての攻撃のシステムは両ワイドのスペースを作るために採用。だが1トップの活かし方までは戦術は練られていなかった。
3分 check point
・オーソドックスなウルグアイの守備システム
雛形作りの段階としてウルグアイは中盤の4枚をフラットからスタートさせる4−4−2を採用。相手の動き方によりレイヤーになる守備方法で相手の起点から抑えに入る。
9分 check point
・2列のハイプレスを想定した日本の4−3−3の守備システム
高い位置からプレッシングを目的とした3枚の2列のラインを日本は採用。だが規則正しくポジションを守りながらプレスにかかるため、ボールの動き方により各ラインが間延びをする傾向が見られた。
18分 tidal point
・日本のスペースを使ったウルグアイの攻撃
ポジションを規則正しく守る日本に対してボールを動かしながらハーフスペースにウルグアイが侵入する。日本も雛形作りのテスト段階ではあるが相手の戦い方に合わせない守備戦術にテストマッチ以上の意味合いが感じられなかった。
33分 tidal point
・センターエリアを攻め込めない日本の攻撃
サイドから起点を作り攻撃を仕掛ける日本だが、最後までサイド攻撃に終始する。一見、ゴール前から攻め込んでいるように見えるがウルグアイの守備組織は崩されておらず対応できている。特に鎌田がゴール前でありながら、後ろ向きからサイドに展開するパスなどは中央を崩す意思がないプレーである。
37分 up set point
・残り10分になっての球際の勝敗
前半の残り時間が10分を切りウルグアイが球際でのインテンシティを高めてくる。そのタイミングで浅野が中途半端なコンタクトを仕掛けた結果、ウルグアイのギアが上がり日本が失点をするきっかけを作ってしまう。
44分 up set point
・球際で勝てない1トップの浅野の存在価値
失点に繋がる中途半端なプレーをウルグアイに仕掛けた浅野に対して、ウルグアイがしっかりとやり返す。テストマッチではあるが、余りにも差がありすぎる場面であった。
review point
両国ともに雛形作りのテストマッチではあったが、ウルグアイがギアを上げた10分間が1番の見所であった。
パスを繋いで試合を作るウルグアイ、両サイドのドルブルで試合の流れを作る日本。最初の雛形作りはこの先どうなるのか。
しかし世界との差は埋まらないものでもある。特に球際の強度に関しては日本は全敗と言ってもよい結果である。80分間の試運転のウルグアイに日本は何ができたのか?
結果は1−1。では内容はどうか?
分析を用いた解釈はそれぞれある。
「現実−エモーション=本質」
この試合を1つの試合と見ることでサッカーの本質を見たい。
「本質×エモーション=現実」
エモーションは現実を美化させます。
次のコロンビア戦、期待とエモーションを抜いて日本の試合を見ることで、見たくない、感じたくない現実がある。
少なくとも今日の試合はいつも通りの日本代表の試合であった。
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