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22/23 第18節 リーガ アトレティック対レアル・マドリード

11分 check point

・アトレティックのハーフスペースの使い方

 レアル・マドリードの4−2−3−1の守備システムに対して2−3−2−3の攻撃システムでポジショニングでレイヤーを作るアトレティック。リュディガーの前、カマビンガの横、セバージョスの後ろ、3人を結んだトライアングルのハーフスペースをtrigger pointとする。


14分 turning point

・レアル・マドリードの守備システムの変更

 アトレティックにハーフスペースを使われるため、レアル・マドリードは守備システムを4−1−4−1に変更。サイドに起点を作らせずにハーフスペースを狭くする。


15分 up set point

・4−1−4−1のアジャスト

 試合中の守備戦術の変更に対応するレアル・マドリードの選手たち。バイタルエリアを空けやすいカマビンガのスペースをバルベルデがカバーに入る。戦術変更に理解力による個人のクオリティで対応。この時間帯からアトレティックがtrigger pointを抑えられる。


17分 turning point

・レアル・マドリードの攻撃システムの変更

 4−1−2−3の攻撃システムのレアル・マドリードだが右サイドで攻撃の流れが止まるアセンシオを2トップにポジションを変え3−1−4−2にシステムを攻撃システムを変更。ベンゼマと動きを合わせながら2トップを作りながらセンターエリアでフリーにポジショニングを取る。それにより縦の空いたスペースにナチョが攻撃参加で入り込み流れの悪かった右サイドを流動化させる。


review point

 アトレティックの試合の入り方は良かったが、狙ったtrigger pointをアンチェロッティの守備戦術の変更と個人のクオリティで早い時間帯で対応されてしまう。

 ボールを持ちすぎるアセンシオの攻撃の流れの悪さを早い段階で攻撃システムを変えて試合を動かす攻撃戦術の変更とそれに対応する選手のクオリティ。


 「それ」しかできなかったアトレティック


 「それ」に対応したレアル・マドリード


 監督と選手のクオリティと経験、改めてレアル・マドリードの懐の深さとサッカーの奥深さを感じた試合であった。

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